今月で引退する女性ジョッキー西原玲奈騎手(28)が27日、阪神7Rレディームスタングで最後の騎乗をした。母まゆみさん(49)が見守る中、直線は力いっぱい手綱を押した。結果は13着に終わったが、レース後は関係者や騎手仲間から「お疲れさま」とねぎらいの言葉をかけられ、涙をこぼした。
西原は00年にJRA騎手としてデビュー。同年3月25日にキンザンウイニングで初勝利。その後は乗りクラに恵まれない中、10年間で590回騎乗し17勝を挙げた。西原は「多くの方々に支えていただき、本当に幸せでした」とあいさつ。今後は現所属の梅田智之厩舎で調教助手として第二の人生をスタートさせる。